(ブレさせています。)
結論、はじめに
結論:薪割りは生命との出会いなので、虫嫌いな人は冬に薪割りを(虫が遅い)!
薪を2年乾かす人も居れば、場所の都合で1年乾かして使う人も居るかと思います。筆者の場合は保管スペースの都合もあり、薪が減ってくる2月頃に来シーズンの薪割りをする事にしています。
樹種にもよりますが、
「広葉樹であれば2年は乾かさないとダメだ。」
「イヤ、1年あれば充分。」
と様々な意見がありますが、この件は別の機会に書きたいと思います。
話が逸れましたが、
薪割りをしていると、樹木はいろいろな生命を育んでいると実感できます。
出会える虫
「ゴキブリ」
「ハチ」
「アリ」
「カミキリムシ」
「ムカデ」
「見た事の無い甲虫」
etc.....
これらはみんな薪割りをしている時に出会いました。
ゴキブリ:力いっぱい斧を振り下ろすと、ワラワラと何匹も出てくる事があります。木の中に巣を作っているようで、薪を割った拍子に巣も割ってしまう事になり、ゴキブリが飛び出してくる事になります。飛び出した後は、2月の寒さの中、ゆっくりと動いていました。後、細長いさなぎも結構ありました。
ちなみに街中で見るゴキブリでは無く、羽根も無い茶褐色の山などに住んでいるゴキブリです。
ハチ(足長バチ、ミツバチ):冬眠をしようと木の隙間にもぐりこんだハチを見かける事があります。こちらも寒いので飛ぶことも出来ず、ノソノソと隠れ場所を探して動いていました。
アリ:木の中に巣を作る赤黒いアリを多数発見しました。家の周りには居ない種類のアリなので住み着いたら・・・、と心配になりました。
その他:カミキリムシやムカデも意外と入っています・・・。
何よりも驚いたのは人生で初めて見るような甲虫も見かける事があるのです。筆者も子供の頃は虫好きで様々な種類の虫を捕まえていましたが、この年齢になっても新たな甲虫との出会いがあるとは思ってもみませんでした。
どんな木に多い?
特に枯れてしまった木は虫の宝庫になっています。
筆者の場合、河川での伐採木をもらいましたが、立ち枯れしていたニセアカシアだったので、ゴキブリ、アリ、その他大勢の虫がしっかりと巣を作っていたらしく、割るたびにワラワラとでてきました。
ハチ達は秋の終わりに木の皮の間に潜り込んだようで、樹皮との隙間があるところに潜り込んでいました。
伐採木は秋の終わりの11月頃にもらいましたが、天気の良い午後に足長バチが薪の周りを飛び回っていたので、冬眠場所を探していたのでしょう。
ちなみに最近まで生きていた木の中には、あまり虫を見る事はありませんでした。
最後に
割っている季節が冬だったので、虫の動きも鈍く、ゆっくりと逃げていき、木屑の中に隠れたりしますが、薪割りを終えると、どこからともなく鳥たちがやってきて、新鮮なエサを求めて薪周辺を探したりする姿も見る事ができました。
もし割るのが春や夏だったら、木の中から出て活動しているので見かける事は無いのか、それとも割った瞬間に冬よりも格段に速いスピードで湧き出てくるのか・・・、機会があったらやってみたいと思います。
虫嫌いな方には虫の動きが鈍い、冬の薪割りをお勧めします。
それと、筆者の家は田舎にあるので、虫がウロチョロしているのは当たり前なのでご近所さんも気にはしませんが、住宅街で薪割りをしたりすると、
「~~さんのお宅で薪ストーブ使うようになってから、山に居るようなゴキブリや変な虫がウロチョロしているのよね~。」
なんて声が聞こえてくるかもしれないので、
上にも書きましたが、枯れている木を譲り受けたりする際は、薪割りをしながら出てきた虫を処分するなどの対策をした方がよさそうです。と言うのも、出てくるときは本当にワラワラと出てきます!
何はともあれ、薪割りをすると自然との出会いがあるので面白いですね。