結論、はじめに
結論:「頭ライト」に抵抗がある方は、「腕ライト」にしてみましょう。
夜明けが遅い冬の間の早朝や夜間にランニングをすると、ライトをどうしようかと思う事があります。
都会でランニングしているなら街灯もあり、夜明け前でも明るい環境が整っていますが、筆者が住んでいるような田舎町だとそうはいきません。町の中心から2~3km離れただけで真っ暗な中を走る事になります。
田舎町の住宅街、田畑沿いの道、河川敷は想像以上に暗く、あくまで目測ですが、お互いがライトを付けていなければ5mくらい近づいたところでようやく「人だ!」と確認出来る状況です。
そんな暗い中でのランニングは、人や物との衝突危険性が非常に高まります。
ランニングとなると時速10数km/hのスピードが出ている場合もあるので、疲れて下を向いていたりして発見が遅くなれば、正面衝突の危険は高まり、さらには衝突となれば双方が相応のダメージを負う事になり、楽しいトレーニングが台無しになる可能性があります。例えば、早朝にお散歩中のお年寄りにぶつかってしまったとなれば、自分に怪我は無くとも、相手に致命的な怪我を負わせてしまう事もあり得ます。
衝突事故で
「お互いの人生が変わってしまう」
ことにもなりかねません。ですので、すれ違う相手の為、そして自分の為にも対策をしましょう。
「ヘッドライト」を「腕の付け根ライト」へ
こうした衝突事故を回避するには、ヘッドライトや懐中電灯等、対向してくる相手からも確認できる点灯機器が必須となります。
ただ、
「ヘッドライトを頭につけるのは登山でもないし、街中では何だかちょっとやり過ぎな感じで恥ずかしい・・・」
「懐中電灯だと手がふさがってしまうし、走りにくいしし・・・」
「反射タスキだと、相手がライトをつけていなければ意味ないし・・・」
「無しでもいいか・・・、でも危ないよなぁ・・・」
と思っていましたが、
「腕の付け根ライト」
で、やり過ぎ感も無く、ライトで照らす事が出来る様になりました。
その方法は、ヘッドライトを腕の付け根付近に装着するだけです。
やり方
バンドを短くし、2重の輪にして腕に通し、付け根付近まで持ち上げるだけです。
(女性だと腕が細いのでバンドを3重にするくらいでもいいかもしれません)
うっ血しない程度にきつくしておけば走っていてもずり落ちてくることはありません。
こんな感じになります。
走っているうちにライトが外側を向いてしまったりするので、走る時はライトを少し内側に向けています。
ちなみにライトはPETZLを使っています。
ビーっと伸びるワイヤータイプでも同じことをやってみましたが、締め付ける力が弱く、あっという間にずり落ちてきてしまいましたので、ゴムバンドタイプがお勧めです。
現在はこちらを使っています。バンドの締め付け具合は同じくらいです。
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使ってみた感想、デメリット
感想
腕の振りによって照らす方向が上を向いたり、下を向いたりしますが、前方は確認出来ますし、明かりが動いているので周りからも「おっ?人がいるかな?」と確認しやすいようで、遠くに居る段階からお互いに回避行動が出来ていました。
デメリット
- 頭につけた場合と比較すると、どうしても揺れは大きくなり、道を照らすという意味では頼りない感じになります。
※ ヘッドライト本体は上下の角度も変更できるので、下向きの角度にすると多少改善できました。 - バンドを締め付けすぎると腕が痛くなります。
こんなところでしょうか。
最後に
腕の付け根ライトで、頭につける抵抗感は軽減され、衝突の危険も回避できて、夜明け前や夜も安全で快適なランニングができています。
ヘッドライトを頭に装着して走るのは
「ちょっとやりすぎな感じ。」
「ちょっと恥ずかしい。」
等、抵抗を感じられる方は是非お試しください。
最初にも書きましたが、点灯機器無しでの夜明け前や夜のランニングは、
「自分は大丈夫でも、相手に怪我を負わせてしまうかもしれない」
「相手の人生、そして自分の人生も変わってしまうかもしれない」
こんなリスクを背負いながら無灯火で走るのはあまりにも危険なので、絶対にやめましょう。