結論、はじめに
結論:1〜2時間の山登りで北アルプス、安曇野絶景ポイント(車でも頂上へ行けます)
安曇野に到着すると、どうしても北アルプスがある西側に目が向いてしまいますが、反対の東側には、松本平と北アルプスの景色を堪能できて気軽に登ることが出来る山があります。
「長峰山」は安曇野ICから登山口まで13㎞、車で20~30分と比較的近いので、「安曇野に来たついでに、都会に帰るついでに」十分行く事ができる山です。更には「登りたくない!」と言う仲間や家族は頂上まで車で行く事も可能なので、「歩く組」「楽する組」に分かれる事ができます。
頂上には、「展望台」「東屋」「ベンチ」「トイレ」「駐車場」「見晴らしの良い広場」が揃っているので、北アルプスの峰々や松本、安曇野、大町を含む松本平をゆっくりと眺める事ができます。
登山道
車で登山道の入口に向かう場合は「長峰荘」を目指してください。
長峰荘が右横に見えたら、その先に4~5台が駐車できるスペースがあります。
※ この坂の奥に駐車スペースがあります(小さな屋根が見えています。)
駐車場から登山道の入口が分かりにくいのですが、下の写真の赤い屋根の小屋の脇を入って行きます。
民家の脇を抜けて登り始めると頂上まで1.8㎞の標識があります。
ここ数年、松枯れが発生したので伐採が進み、下の写真のように陽が差し込むようになり、登山道は明るくなっています。
更に登ると広葉樹の林の中を進んでいきます。
頂上が近づくと、車道を横切りますが、そこから更に進むと頂上に到着します。
以前の登山道は、木が生い茂り、暗い印象がありましたが、松枯れのおかげで伐採が進み、陽が差す明るい登山道になりました。
頂上
頂上には最初にも書きましたが「東屋」「展望台」「ベンチ」「広場」「トイレ」「駐車場」があります。頂上は伐採してあり、広場があるので眺望は最高です。また2015年に3~4階建ての展望台も完成したので、より高い場所から松本平全域や北アルプスを眺める事が出来ます。
北アルプスの眺望は正面に常念岳が見え、北に目を移すと餓鬼岳や蓮華岳と大町方面の山まで見る事ができます。そして眼下には安曇野市、南は松本や塩尻、北は松川や大町が広がっています。
春、夏に撮った写真を掲載しておきます。春の残雪時の北アルプスは定番ですが、梅雨時や夏は、雲がダイナミックに動き、雲のあいだから光が差し込み、眼下の街を照らしているのもきれいです。
3月の頂上
5月の頂上
7月の頂上
最後に
頂上まで車で行くことは出来ますが、やはり歩いて登り、汗をかいて、頂上に到着して見る景色と、 車でラクをして見る景色では、心に残る印象も違いますので、ぜひ歩いて登る事をお勧めします。
シーズン
雪の無い春~秋にかけては問題無く登れますが、森の登山道という事もあり、6月以降は虫がかなり出てくるので、虫除けをしないと蚊やブヨに刺されてしまいます。
コースタイム(子連れ)
近くの幼稚園の子供たちも遠足で登っているくらいなので、子供連れでも十分登る事は可能です。
ちなみに子供連れ(小学校低学年)のコースタイムですが、
登り:1~2時間
頂上での休憩:30分~1時間
下り:30分~1時間
合計最大4時間を目安とすれば、十分に往復する事が可能です。
注意点
車で頂上まで行けたり、登るのも簡単で、さらには街から非常に近い山とは言え、「山は山」なので、運動靴や水や飴等を携帯をしてから登る事をお勧めします。
さらに、入口に「熊注意!」の看板があったので、出来れば「熊除けの鈴」、もしくは「ずっと喋っている人」と一緒に登るのが良いでしょう。
北アルプスの圧倒的存在感に隠れて見落としがちな東側の山には「北アルプス」や「松本平」を一望でき、更には軽いトレッキングも出来る山があるので、旅の最初や最後に組み込んでみるのも面白いと思います。