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社長や上司の話を聞く態度と姿勢(自席にやってきた、呼ばれた)

社長や上司の話を聞く態度と姿勢(自席にやってきた、呼ばれた)

 

「社長や上司と話す時はどんな態度や姿勢がいいの?」

「そんな時にやってはいけない事は?」

 

古い体質の企業で、社長や上司と話す時にやるべき事、やってはいけない事があります。

 

このブログのまとめ
  • 脊髄反射で立ち上がる
  • 呼ばれたら馳せ参じる
  • 直立不動とメモ
  • 従順、真剣アピール
  • 「お前が立ってろ」はダメ
  • 「こいつら後回し」はダメ
対象の方
  • 社長や上司と話す時の態度や姿勢を知りたい方
  • 古い体質の企業でなんとしても生き残りたい方

 

 

 

 

 

筆者は約20年、古い体質の日本企業等、5社に所属したり、製造業を中心として何社もの企業に訪問し、経営者や上司と言われる方々と一緒に仕事をしています。

特にお爺さん経営者とは密接に関わっています。

 

筆者はIT担当だったので、お爺さん経営者のパソコンの先生になることも多くあります。

さらに経営企画業務では、お爺さん経営者達に呼ばれ「秘密の話」をよくしていたので、呼ばれたり、突然経営者が自席に来ることは多々あります。

 

時には筆者の話を聞く態度や姿勢が気に入らなかったようで、

「なんだその態度は!俺の話を聞く態度じゃない!」

と怒られたこともありました。

 

一方で、実に見事な振る舞いをする賢い同僚も居ます。

 

そんなゴマすりな同僚の振る舞いと筆者の微妙な振る舞いを対比し、サバイバル方法をまとめました。

 

 

対処法

  • 自席に来たら反射的に立ち上がる
  • 呼ばれたら急ぎ足・小走り
  • 手帳は必須
  • 聞くときは直立不動

自席に来たら反射的に立ち上がる

「○○さん、あの件なんだけどさぁ。」

 

突然、上司や社長がこんなことを言いながら自席に来たら、即座に立ち上がります。

 

同時に、机の上にある手帳を手に取り、メモをする態勢になります。

 

これが正解の対応です。

 

なので、机の上には手帳を絶えず置いて、こうした事態に備えておく必要があります。

 

もう一つ大切なことは、上司、社長がオフィスに居る時間は気を抜かないことです。

 

Yahooニュースを見ていたり、ボーっとしていたり、眠くて目が閉じそうな時に限って、彼らは現れるものです。

 

筆者も不意打ちを何度もやられ、焦った回数は数知れません。

 

というのも、前述の通りIT担当をやっていたので、社長をはじめ上司がPCの使い方に困ると、筆者のデスクの後ろまで来て、

「ちょっと教えてもらえる?」

 

そんな時に限ってYahooニュースを見ていたり、眠くて目が閉じそうになっていたりして、慌ててブラウザを閉じたり、無理矢理キリっとした目にして、対応しました。

 

社長や上司が居る場合、オフィスでは気を抜いてはいけません。

 

呼ばれたら急ぎ足・小走り

「○○さん、ちょっといい。」

 

と呼ばれた場合、急ぎ足か小走りで社長や上司のデスクに向かいます。

 

もちろん、手帳は必須です。

 

呼ばれた時の声のトーンにも注意します。

 

明らかにイラついている声の調子だったら、即座に立ち上がり、小走りでデスクに向かいます。

 

以前、筆者の部下が呼ばれた際、タラタラと歩いて社長のデスクに向かったところ、

「困っているから呼んでいるのに、タラタラ歩いてくるな!」

と怒鳴られていました。

 

呼ばれた段階で、社長や上司が怒っているのか、ご機嫌が良いのか分からない場合、小走りでデスクに向かうのがベストです。

 

手帳は必須

前述の通り、どんな時でも手帳は必須です。

 

何も持たずに社長や上司の話を聞くことは失礼にあたります。

 

特に古い体質の企業では、手帳を持っていないだけで

「お前は俺の話を聞く気がない!」

と怒られることもあるので注意が必要です。

 

聞くときは直立不動

自席での対応、社長や上司のデスクでの対応、いずれも直立不動が基本です。

 

片足に体重を乗っけた姿勢、背中で手を組む姿勢は横柄な態度をしていると思われ、彼らを不快にさせます。

 

直立不動になり、視線は真っすぐ彼らを見て、メモを取るフリをするのが正しい姿勢です。

 

 

なぜそうするのか?

  • 従順ですアピールのため
  • 真剣ですアピールのため

従順ですアピール

脊髄反射で立ち上がる、小走り、急ぎ足、直立不動、こうした態度によって、

「あなたの従順な部下」

を演じます。

 

特に古い体質の企業では「忠誠度」が昇進の最も重要な基準になるので、こうした行為は「飲み会への参加」「お酌」などと並んで非常に大切です。

 

真剣ですアピール

従順さを示すのと同時に、真剣アピールも必要です。

 

手帳、直立不動、真っすぐ見る、そしてメモを取るフリ。

 

これも重要です。

 

正直なところ、つまんないネタなのでメモを取るまでもないということが大半ですが、必ずメモを取りながら聞いている姿勢を印象付けます。

 

そして、適度な相づちも必要です。

 

「あいつは俺の言う事を低姿勢で聞く。」

このイメージを植え付けておくと、お願いごとも増え、昇給昇進の可能性もあがります。

 

一方、こうした態度を取っていると、同僚や部下からは冷ややかな視線を浴びせられます。

 

しかし、ここで考えるべきことは

「今居るこの会社でサバイバルするのか?」

「それとも転職するのか?」

の、どちらかです。

 

サバイバルするのであれば、同僚や部下など知ったこっちゃありません。

 

こうした古い文化の昭和な企業に入社したのは自分なのだから、覚悟するべきです。

 

それが嫌なら、文化に適応して頑張ってゴマをする同僚や部下を非難したり、バカにしたりする前に去って、新天地を探すべきです。

 

中途半端で覚悟ができない社員ほど、仕事ができないものです。

 

 

やってはいけない事

  • 座ったまま聞く
  • 普通に歩いて行く
  • 用事を済ませてから行く

座ったまま聞く

社長や上司が自席に来ても、立ち上がらないのは彼らを不快にさせます。

 

先ずは跳ね上がったように立つ。

 

これをやる必要があります。

 

「立ち上がったところで、『座っていいよ。』って言われるからいいでしょ。」

と思いがちですが、それは間違いです。

 

先ずは従順と敬意を示すために立ち上がり、それを見て社長や上司は、

「こいつは俺に服従している。」

と確認し、

「まぁいいから座って。」

と優越感たっぷりに言いたいのです。

 

これは社長や上司のマウンティングの一つなので、優越感を持たせストレス解消の機会を与えるのも部下の大切な役割です。

 

普通に歩いて行く

前述の怒られた部下の通り、とにかく小走り、急ぎ足で行く必要があります。

 

そもそも、何かを話したいから部下を呼んでいるのに、社長や上司を待たせてしまうのはアウトです。

 

「あなたのために馳せ参じました!」

の雰囲気が大事なのです。

 

用事を済ませてから行く

これも普通に歩いて行くと同様に、最低の行為です。

 

「用事もそっちのけで来ました!」

の雰囲気作りが必要です。

 

例えば電話をしている時に呼ばれることもありますが、こうした時はアピールする格好の機会です。

 

「ちょっと大事な用事が入ったので、あとでかけ直します。」

と、少し大きな声で言い、即座に電話を切り、小走りで向かいます。

 

間違っても、

「社長に呼ばれちゃったので、あとでかけ直します。」

と言ってはいけません。

 

こうした押し付けがましくないやり方で忠誠心を示し、馳せ参じると、社長や上司の信頼感も上がります。

 

 

最後に

社長や上司に呼ばれたり、自席へ話しに来るということは、少なからず頼られ、好かれている証です。

 

得点ができる機会に、わざわざ失点する必要はありません。

 

「ちょっとやり過ぎかな?」

「同僚に冷ややかな目をされるかも?」

 

と思うかもしれませんが、少し過剰にやらないと他人は気付かないものです。

 

中途半端で覚悟もできず、冷ややかな視線を送ったり、非難することしかできない同僚や部下を気にせず、社長や上司が気持ちよくなる振る舞いをすると、ますます頼られ、昇進でき、古い体質の企業で生き残れます。

 

これで記事は終わりとなります。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

本記事は対処の上手い先輩や部下の観察、そして筆者自身の失敗を基にしています。

多少なりとも、古い体質の企業での生き残りの参考になれば嬉しい限りです。

 

 

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