「退職を決めたら、無性にさみしくなった」
「退職のうわさが広まり、みんなが優しくなった気がする」
「○○さんが退職してしまうので寂しい」
「会社から去った○○さんに会いたい」
自分が退職したり、誰かが退職したりすると、感傷的な気持ちになるのは誰でも同じです。
- 「さみしい」のは自分だけ
- 社交辞令にだまされない
- 退職の理由を毎日読み直す
- 残される側の「さみしい」は強くなる
- 会いたければ自由に会えばいい
- 退職が決まり(会社が受理)、さみしくなっている
- 職場の誰かが退職するので、さみしくなっている
- これからどちらかになりそう
筆者はこれまでの20年で、退職を5回経験しています。また、好きな人や、仲の良かった同僚、尊敬する上司が退職してしまい、さみしい思いを何回もしました。
退職者は、
迷いに迷って退職を決め、
覚悟を決めて上司に退職届を出し、
やっと受理され、引継ぎが始まる。
こんな時にスーッと心の中に湧き上がってくる、さみしい気持ちがあります。
一方、
「○○さん辞めてしまうの!尊敬してたのになぁ。」
「なんで辞めてしまうんだよ~。数少ない気の合う仲間だったのになぁ。」
「もう会社で姿を見ることができない・・・」
取り残される側もスーッとさみしい気持ちが湧き上がってきます。
勤めた会社を退職したり、気心の知れた仲間が退職したりすれば、感傷的になるのは当たり前です。
退職する側は、気持ちにブレーキをかけないと感傷的な気持ちはエスカレートしやすく、痛い退職者になりがちです。
一方、取り残される側は、退職者に無用な遠慮や日本の古い慣習に縛られて、会いたい気持ちと裏腹に疎遠になってしまいます。
こんな両者の対処法を一言でまとめると、
「退職する人は自制、取り残される人は遠慮しない」
です。
自分が退職するので寂しい
誰かに退職されて寂しい
過剰な反応はどちらもNG
筆者は退職時に、さみしい気持ちが高ぶり、
- 残される同僚のためと、パワハラ上司を徹底糾弾
- 残される同僚のためと、連日の早朝・深夜残業
- word30ページにもなる、長編引き継ぎ書
- あいさつメールには熱い(イタい)メッセージが満載
- 退職間際は少しでも関係のあった全部署に御礼行脚
- お世話になった上司の前で泣く
振り返ると、恥ずかしくなるような思い出を作ってしまいました。
「さみしい」といった感傷的な気持ちはコントロールが難しいものですが、冷静さを失わないために「退職申し出」前に前述の準備をしておくことが必要です。
一方、誰かが退職してしまい、さみしい思いをしているのなら、
- もう社内のうわさを気にする必要がない
- 向こうも意外に気にしている
- 彼・彼女が居なくなると仕事に集中できる
とメリットがあるので、前向きにとらえてみたらどうでしょうか。
これで記事は終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事は筆者の会社生活や退職経験を基にしています。
多少なりとも参考になれば嬉しいかぎりです。