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理不尽に耐えるサラリーマンが生き方を考えさせられる映画「関ヶ原」

理不尽に耐えるサラリーマンが見ると勇気をもらえる映画「関ヶ原」


「上司に正義が無い!」

「上司は保身とゴマすりで狂っている!」

「いつも理不尽を押し付けられる!」

 

会社での理不尽で耐えている時に見ると勇気をもらえる映画がありました。

 

このブログのまとめ
  • サラリーマン社会を誰で生きる?
  • 老獪な家康
  • 正義の三成
  • 裏切りの小早川
  • 臆病者の毛利勢
  • やっぱり情報は大切
対象の方
  • 会社の理不尽に苦しみ、悶々としている方
  • 上司や同僚と戦わなければならない方

 

 

 

 

 

筆者は約20年、日本企業等、5社に所属したり、製造業を中心として何社もの企業に訪問し、お腹いっぱいになる位、理不尽でドロドロの人間関係の会社生活を送ってきました。

 

会社の中は理不尽と戦いだらけです。

「同僚との昇給、昇進をかけた戦い」

「上司、経営者の理不尽さ」

「派閥間の戦い」

 

そもそも平和な大人社会など存在しないので、自分の思いを持って理不尽や戦いに立ち向かうしかありません。

 

そんな時に参考になる映画がありました。

 

 

内容(引用)

誰でも知っている「関ヶ原」の戦いです。

 

この作品では、正義を貫く「石田三成」、天下取りの野望に燃える「徳川家康」で話が進みます。

 

話は史実通りなので家康が勝つのですが、サラリーマンとして生きていく上で考えさせられるセリフが何個かありました。

 

 

人の運命は紙一重の気まぐれ(豊臣秀吉

※ 映画内セリフより引用

⇒ 味方につく上司や気まぐれな人事に振り回されるサラリーマンの運命も紙一重の気まぐれ。

 

 

世の中、正義では動かぬ(島左近

天下ことごとく利に走る時、一人逆(さか)しまに走るのは男として面白い仕事(島左近

※ 映画内セリフより引用

⇒ サラリーマン社会には基本的に「利」しかありません。会社が「利」ばかりに走り、お客さんを食い物にしたり、私利私欲しか考えていない上司も居ます。

そんな時には「正義」を掲げて、たった一人で立ち向かってみるのも面白いもの。

 

 

バカはバカなりに使い、強靭は強靭なりに役を与える(徳川家康

※ 映画内セリフより引用

⇒ 好き嫌いではなく、冷静に相手の長所短所を見抜いてうまく使う。

上司、部下関係なくこれを出来る人は登っていきます。

 

 

将の上の将になるには純粋過ぎる(前田利家

※ 映画内セリフより引用

⇒ 上位職になればなるほど、純粋さとはかけ離れた腹黒い世界なので、純粋さは足かせになります。

 

 

道理を盾に人の非を鳴らすは敵を作るだけ(島左近

鳴らす:やかましく言い立てること

※ 映画内セリフより引用

⇒ 理詰めで同僚や部下を追い詰めていると、気付けば敵だらけ。

 

 

正義と不義のいくさ、負ける訳にはいかぬ(石田三成

※ 映画内セリフより引用

⇒ サラリーマン社会では、いくら自分が正しいと思っていても理不尽に折り曲げられる事ばかりですが、もし戦うなら、これを思いたいもの。


使いたい言葉

映画の中出てきた言葉で、いつか使ってみたい言葉を備忘録として残しておきます。

 

狼心狗肺(ろうしんこうはい)

⇒ 人の心は残酷で、欲深い事

 

毒竜の毒を以て毒蛇の毒を制す

⇒ 毒を以て毒を制す

 

淫乱醜行(いんらんしゅうこう)

⇒ 「あいつの淫乱醜行は目に余る。」と女たらしのダメ経営者に苦言を呈す時に利用

 

見て行きたくなった場所

天寧寺:
秀吉と三成が出会う場面(三献の茶)で、小さな仏像がギッシリ置いてある寺です。実際に秀吉と三成が出会った寺は伊富貴山 観音護国寺

 

伊富貴山 観音護国寺

 

徳川家康陣跡(桃配山):

 

石田三成陣跡(笹尾山):

 

小早川秀秋陣跡(松尾山):

 

毛利秀元陣跡(毛利勢):

 

 

サラリーマンとして誰の生き方をするか

徳川家康

映画では天下取りに向け、着々と駆け引きや有力大名にゴマをする姿が描かれています。

 

昇進だけを目指してまい進するサラリーマンのようです。

 

家康をやるには仕事をこなすのは当たり前で、さらに「他人」との駆け引きをしなければなりません。

  • 人間性(性格)
  • 趣味趣向
  • 社内の人間関係

これらを分析し、相手の懐に入り、駆け引きやゴマすりをする必要があります。

 

分析が不十分だと、自分の将来にとって無意味な人にゴマすりをしてしまい、時間の無駄になるので注意が必要です。

 

前述の、

 

バカはバカなりに使い、強靭は強靭なりに役を与える(徳川家康

※ 映画内セリフより引用

のように、好き嫌いではなく、自分の未来にとって誰をどのように利用するべきか考え、駆け引き、ゴマすりに明け暮れれば、昇進の道は見えてきます。

 

但し、これは身も心もすり減ります。

 

映画の中で家康が心身をすり減らしていたように、駆け引き、ゴマすりはすり減ります。

 

男性の場合は「頭髪」がすり減る事が多いので要注意です。

 

石田三成

ここでは正義と愛を信じる純粋な人間として描かれています。

 

サラリーマンとして彼のように生きる事は非常に難しいものです。

 

  • 会社を私物化し、私利私欲に走る経営層
  • 上へのゴマすりしか頭にない上司
  • スキあれば、足を引っ張る同僚
  • 「お客さん」を食い物にしか考えていない会社方針

こんな世界に生きていながら「正義」を掲げても意味などありません。

 

いっそのこと「利」にドップリとハマり、駆け引き、ゴマすりに明け暮れるのも一つです。

 

一度は駆け引き、ゴマすりに没頭してみると自分が何を欲しているか分かります。

 

前述のように、駆け引き、ゴマすりは「頭髪」がすり減りやすいので注意が必要ですが。

 

「俺には無理だ!やっぱり正義を貫く!」

となったら、退職を覚悟で三成のように振る舞います。

 

退職さえ覚悟してしまえば、怖いものは何もありません。

 

自分の正義を信じて戦えばいいだけです。

 

小早川秀秋

映画では「三成に味方したかったけど・・・」な雰囲気で描かれています。

 

サラリーマンで小早川秀秋をやるなら、

「周囲(同僚や部下)に何を思われようが知ったことか。」

と覚悟をしておかないと、罪の意識に苦しむ事になります。

 

上位職になればなるほど、

「どちらにつくべきか」

といった状況は出てきます。

 

  • 事業、プロジェクトの方向性
  • 取締役同士の争い

こうした時に「誰につくか?」がその先の将来を決める事にもなります。

 

先ずは「自分の色」を出さない事です。

「とりあえず、誰にでもいい顔をしておく」

これに尽きます。

 

そして、決定的なタイミングを逃さずに勝ちそうな方に味方をします。

 

このタイミングが非常に難しいところです。

 

昇ってしまってから味方をしてもおいしい思いは出来ません。

 

ただの調子のいい、つまらない奴としか見られません。

 

あらゆるところから情報を収集し、この決定的なタイミングを見極めるしかありません。

 

毛利勢

映画では「南宮山に登った臆病者」と描かれています。

 

史実でも8ヵ国から2ヵ国に減封されています。

 

サラリーマンでもどちらかに加担しているのは明らかなのに、戦わずに、結局閑職に追われていく先輩や同僚を見てきました。

 

臆病者のレッテルを貼られ、閑職に追いやられるくらいなら、打って出た方がどんな結果であれスッキリします。

 

「旗色の悪い方に普段から味方している」

と見られているなら、なおさらです。

 

毛利が徳川と密約や和議を結んだのと同じように、敵対してきた相手にゴマをすったところで、

「信用ならない奴」

と見られ、閑職に追いやられるのがオチです。

 

どちらにしても大事な「情報」

映画では伊賀者が情報を集め、家康や三成が駆け引きを展開しています。

 

これと同じようにサラリーマンでも「情報収集」は非常に大事です。

  • 社長のお気に入りは誰?
  • 次期社長のお気に入りは誰?
  • 誰と誰が仲が良いか?
  • 誰と誰が最近いがみ合ったか?
  • 誰が昇進しそうか?

こうした情報をあらゆる方面から集め、自分の振る舞いを考える必要があります。

 

 

最後に

「三成や家康と、ただのサラリーマンでは次元が違いすぎる」

 

そんな事はありません。

 

どこかのアウトドアメーカーのキャッチコピーで、

「人それぞれにエベレストはある。」

がありました。

プロの登山家にとっては本物のエベレストがエベレストですが、山登り初心者にとっては、その辺の里山がエベレストかもしれません。思いはそれぞれです。

 

これと同じように、

「人それぞれに関ヶ原はある。」

のです。

 

家康のようにズル賢く、そして計算高く駆け引きをし、同僚との戦いに勝って地位を勝ち取るのもありです。

 

一方で、三成のように正義を貫いて戦いに敗れ、退職せざるを得なくなり、

「これぞわが正義!」

と言いながら会社を去るのも大いにありです。

 

一つの会社、一つの仕事にしがみつかなくても生きていかれる時代なので、徳川家康石田三成、はたまた小早川秀秋かを選び、思いっきり会社内で暴れるのも思い出深い人生になります。

 

結果として損をする「南宮山に登った臆病者」では面白くありません。

 

これで記事は終わりとなります。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

本記事は映画「関ヶ原」、これまでの筆者の会社経験を基にしています。

多少なりともサラリーマン生活の参考になれば嬉しい限りです。

 

 

紹介した映画「関ヶ原」(2017年)

 

原作

関ヶ原(上中下)合本版 Kindle
司馬 遼太郎(著)
新潮社(2015年2月6日)