結論、はじめに
結論:松本平は頭髪の薄い男性(ツルピカ除く)に厳しいので、坊主も選択肢
松本平(松本市、安曇野市等)に10年程度住んでいましたが、私を含めた髪の薄い男性、いわゆる「ハゲ」には厳しい地域だと常々思っていました。
何が厳しいのかというと、とにかく風の強い日が多いのです。
頭髪の量に自信があれば、強風だろうが突風だろうが全く気になりませんが、
頭髪が薄いと、薄い部分を隠した髪型をしている事もあり、こういった強風は命取りになります。
頭髪が薄いと、朝の洗面所で髪型を整える事に頑張らなければなりません。
鏡を見て、なるべく自然な雰囲気で隠し、「まだイケる。しっかり整えた!」と心の中で独り言を言ってから、
さぁ、いざ出陣と家の外に出ます。
家を出た瞬間
「ゴォーッ」と一瞬にして髪型をメチャクチャにする風が吹いてきます。職場に着く頃には見るも無残な髪型にされてしまいます。
おでこが広いと自然な風合いでおでこを隠した髪型にしていますが、激しい向かい風を受けて、前髪は立ち、せっかく隠したおでこは完全露出。
頭頂部に自信が無いので隠し気味の髪型にしても、激しい追い風を受けて、隠した髪は四方八方に広がり、せっかく隠した頭頂部は完全露出。
横から風を受ければ髪型の変化が少ないと考え、通勤路を変えてみても、松本平は風が巻いている事が多く、
「横風と思ったら向かい風」
「向かい風と思ったら追い風」
「追い風と思ったら横風」
と四方八方から攻撃を受けて結局はグチャグチャ。
ガッカリしながら歩いて、会社に着いたらトイレに直行という事になります。
松本平の風の強さの原因は
松本平は他の地域には無い特殊性があります。
- 四方を山に囲まれ、特に西側には3,000m級の北アルプスがそびえている。
- 標高は600m超と高い。
- 四方を山に囲まれている事(特に北アルプス)と標高が高い事により、春夏秋冬の気温差も大きく、気象変化も激しい。
こうなると必然的に空気の流れが激しくなり、風も強くなるのでしょう。
東京から移住した嫁が、洗濯物を物干し竿にハンガーをかけて干していましたが、よく飛ばされていました。やはり嫁の印象も「東京と比べて風が強い」との事です。
特に酷いのは春先や季節の変わり目で、何度も朝の努力を一瞬で台無しにされました。
余談ですが、松本南部、塩尻、朝日村周辺では、春先の強風により、畑の土が舞い上がり視界が悪くなったり、洗濯物が干せない状態になります。
(2月から3月にかけて、風の強い日に松本南部方面に目を向けると、龍のように砂が舞い上がっているのを見る事が出来ます。)
最後に(移住される方へ)
筆者は松本に移り住む前は5㎝前後の髪の長さにしていましたが、松本の風の強さに負け、短髪にし、整髪料もあまりつけなくなりました。整髪料をつけていると強風で髪型をメチャクチャにされた時に、かえって不自然な髪型にされてしまう事があります。
(強烈な向かい風を受けて前髪が全部立ってしまい、そうでなくても広いおでこが余計に広く見える髪型になった事がありました・・・)
これだけ豪快に風が吹いている地域なので、中年男性の短髪割合を他地域と比較すると、松本平では人口比での短髪率は圧倒的に高くなるのではないでしょうか。
話が逸れましたが、これから松本平に住もうと考えている頭髪が薄い男性は、移住する前に坊主にする事をお勧めします。そうすれば、髪型をセットする時間や整髪料のコストも減りますし、なによりも、強風だろうが突風だろうが、どんな風が吹こうとも気持ちが動じる事はありません。
転職や移住であれば、新たな人間関係の中に飛び込むことになるので、
心機一転、坊主にするのもよろしいのではないでしょうか。