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会社での朝のあいさつ、帰りのあいさつに見え隠れする古い体質、でも効能もある(はず・・・)

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結論、はじめに

 

結論:朝の「あいさつ」、帰りの「あいさつ」は大きな声で、効能も有り!

 

「あいさつ」を重要視、偏重する上司が多いのも昭和な価値観で古い体質の日本企業の特徴の一つです。

 

もちろん「あいさつ」は万国共通、人と人とのコミュニケーションの始まりですから、大切な事は言うまでもありません。

 

普通に考えると、フロアに入って、周囲にだけすれば問題ないと思われているかもしれませんが、古い体質の企業では、しっかり「あいさつ行脚」をする必要があります。

 

 

「あいさつ行脚」

 

朝はフロアに入って

  • 自分の部署に近づいて「あいさつ」し、
  • 直属の上司に「あいさつ」し、
  • 担当取締役が居れば「あいさつ」し、
  • その後、隣り合う部署の近くまで行って「あいさつ」し、
  • 更に社長や事業所の一番偉い方が席に居れば「あいさつ」し、

朝から何回も「おはようございます。」を言います。

 

そして、帰りも当然ながら、社長、取締役、部長、所属部署、他部署と行脚をしてから帰ります。

 

 

「あいさつ」を軽視すると、

 

社風が比較的自由な会社から中途入社した社員や、内気でシャイな社員は、「あいさつ行脚」をしないのが普通だったり、あまり得意でないようです。

 

こうした社員が、所属部署だけに普段喋る声の大きさで「あいさつ」をしていると、数日も経たないうちに取締役や部長達から

「あいつは、「あいさつ」が出来ないやつだ。」

「あいつは、仕事も出来ないだろう?」

「誰だ、あんな奴を採用したのは!」

と不評が舞い込んだり、時には「あいさつができないから、仕事が出来ない」と意味不明なレッテルをはられてしまう事があります。

 

 

こんなに重視するのは何故?

 

確かに「あいさつ」は大事ですが、ここまで重視するのは何故でしょうか?

 

「あいさつは全てに通じる。あいさつができない奴は仕事もできない。」

この考えを持っているのは、私の経験からすると昭和40年代前半より前に生まれた「おじさん、おじいさん」が圧倒的に多いのです。

 

私が転職した会社の中には

「あいさつが適当でいい会社」

「あいさつ行脚をしなければいけない会社」

の両方がありました。

比べてみると、やはり年配の役員が多い会社は「あいさつ」をしっかりする?やらされる文化ができあがっていました。

 

 

「あいさつ」の効能

 

では、こんな会社に入ってしまったら、どうすればいいでしょうか?

答えは簡単「郷に入っては郷に従え」です。

 

「めんどくさいなぁ。」

「アホらしい。」

「ちょっと恥ずかしい。」

と感じるかもしれません。

正直なところ筆者もバカバカしいと思っていましたし、恥ずかしさもあり、あまり大きな声で「あいさつ」をするのは苦手でした。

 

しかし、「あいさつが適当な会社」と「あいさつをしっかりする会社」の両方を経験した今、振返って見ると、

「あいさつ」をきちんとしてから席についていた会社の方が気持ちはよかったし、周りとのコミュニケーションを始めるのも比較的スムーズだったと感じています。

 

更には社長や取締役にも毎日必ず「あいさつ」をするので、声をかけた時に

「ワードの使い方で分からないところがあるけど、後で教えてくれるか?」

「例の案件、後で交渉の進捗状況教えてくれるか?」

「昨日の飲み会はちょっと飲み過ぎたな。」

等、普段は話しにくい上司達とも話しをするきっかけになるのです。

 

 

最後に

 

「あいさつ行脚」はやりすぎかもしれませんが、しっかりと「あいさつ」をする習慣が根付いているのは負の側面ばかりが目立つ昭和な価値観な古い体質の企業の数少ない良い面かもしれません。

 

もし「みんな適当なあいさつだなぁ。」と思われているのなら、「あいさつ運動」をやってみたらいかがでしょうか?社員相互のコミュニケーションが多少なりとも向上するはずです。

 

「あいさつ行脚」をしなければならないような古い体質の企業に入ってしまったのなら、朝から頑張って大きな声を出してみましょう。私と同じで少しだけ気持ちが変わるかもしれません。

 

当然ながら、こういった会社では帰りも同じようにしましょう!

但し!こうした文化の会社は上司より早く帰るのはナンセンスな場合があるので注意してください。