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DELE B2以上を目指すなら、「中級スペイン文法」は必読書

DELE B2以上を目指すなら、「中級スペイン文法」は必読書

 

「初級はクリアしたから、中級以上の文法書を探している」

「中級スペイン文法って、どんな本?」

「B2の文法問題に対応するような文法書が欲しい」

 

筆者は「中級スペイン文法」を使って勉強したのでレビューします。

 

このブログのまとめ
  • 各項目の説明はとにかく詳しい
  • 文法だけでなく表現も調べられる
  • 重くてかさばるが格式の高さを感じる
  • DELE B2以上では必須
  • スペイン語学習者のバイブル?
中級スペイン文法
中岡 省治(著), 伊藤 太吾(著), 福嶌 教隆(著), 出口 厚実(著), 西川 喬(著)
白水社(1995年5月1日)
対象の方
  • 中級レベル以上の文法書を探している方
  • 「中級スペイン文法」の内容を知りたい方

 

 

 

 

 

筆者はスペイン語圏で2年ほど仕事や生活をし、日本に戻ってから約10年は全くスペイン語の勉強をせず、ほとんど忘れた状態から勉強を再開し、オフィスでコソ勉したり、週末に図書館で勉強し、DELE B1,B2を取得しました。

 

ちなみにB1は2回落ちました。B2も1回落ちました。

 

「中級スペイン文法」を知ったのは、筆者がスペイン語圏に居た頃、流暢にスペイン語を話す日本人の同僚に勧められたのがきっかけです。(彼はC2を取得済み・・・。)

 

B1を勉強していた頃、ふと10年前の事を思い出し、

「いずれB2を目指すから、名著「中級スペイン文法」を買おう!」

と勢いで買いましたが、筆者のスペイン語レベルでは「豚に真珠」だったので本棚の飾りになりました。

 

B1を合格し、B2の勉強を始めた頃から本書を利用するようになりました。

 

ようやく筆者のスペイン語レベルが「中級スペイン文法」に追いついたようです。

 

 

内容

 

第1章 文字と発音

第2章 名詞

第3章 形容詞

第4章 冠詞

第5章 人称代名詞

第6章 副詞

第7章 間投詞

第8章 前置詞

第9章 接続詞

第10章 所有詞

第11章 指示詞

第12章 不定語、否定語

第13章 数量詞

第14章 疑問詩

第15章 関係詞

第16章 動詞ー形態

第17章 動詞ー時制

第18章 動詞ー法

第19章 動詞ー用法

第20章 語形成

第21章 文の種類

第22章 文型

第23章 語順

第24章 話法

・表現編

スペイン語

アメリカのスペイン語

※ 目次より引用

 

巻末の表現編では、下記項目毎、例文つきで詳しい説明があります。

 

表現1 比較

表現2 強意、強調

表現3 条件文

表現4 譲歩

表現5 推測

表現6 丁寧

表現7 命令、依頼

表現8 意志、願望

表現9 原因・理由、結果

表現10 目的

表現11 必要、義務

表現12 非人称

表現13 使役、知覚

表現14 受動態

表現15 否定

※ 目次より引用

 

優れている点

  • 説明がとにかく詳しい
  • 文法だけでは無く、表現についての説明も充実
  • 格式と重厚感を感じる表紙
  • スペイン語上級者になった気分(図書館で)

 

中級なので当たり前ですが、この本は何と言っても説明が詳しいところが素晴らしいと感じています。

 

例えば、第17章 動詞ー時制の過去未来は、

 

・基本的用法

過去のある時点から見た以後の行為・状態(過去から見た未来)を表す

・派生的用法

1)過去の行為・状態の予測

2)現在・未来の行為・状態の、暗に条件を含んだ推測

3)現在・未来の行為・状態の婉曲的な表現

4)現在・未来に関する非現実的条件文の帰結節

5)<過去未来、pero...>で、現在または過去の事柄についての譲歩

6)不確かな情報の過去未来

7)架空の人物設定・役割分担(子供の遊びなど)

※書籍より引用

このように基本的な用法はもちろんの事、派生的用法に至るまで例文を織り交ぜて詳しく解説しているので、調べたかった用法にプラスして、知らなかった用法までを勉強する事が出来ます。

 

また筆者は表現を調べたい時には、巻末の表現編を利用しています。

 

例えば、表現11 必要、義務では、お馴染みの表現の、

 

A. deber +不定

B. tener que +不定

C. hay que +不定

D. haber de +不定

E. その他の動詞(句)

※書籍より引用

も詳細説明されているので、文法だけでなく表現で気になった時も助けてくれます。

 

さらには巻末に「スペイン語史」「アメリスペイン語史」も書かれているので、スペイン語の歴史的背景にも触れることが出来ます。

 

あと、どうでもいい事ですが、図書館で使っているといい気分になれます。

 

表紙は濃い緑色で布クロスのハードカバー、さらには600ページを超える厚さなので格式を感じさせます。

「ペラペラ表紙の本と一緒にしないでよ。」

といった感じです。

 

例えば図書館の自習室でこれを置いていれば、この本を知っている人が居れば、

「こいつはスペイン語を使いこなせるな。」

と一目置かれるかもしれません。

 

中岡 省治(著), 伊藤 太吾(著), 福嶌 教隆(著), 出口 厚実(著), 西川 喬(著)
白水社(1995年5月1日)

 

辛い点

  • カバンに入れて持ち運ぶとかさばるし重い(電子版が欲しい)

600ページ超、ハードカバーなので、本の厚さは4㎝になり、かさばるし重いのが唯一の難点です。実用面を考えると、電子版が出てくれると有難いところです。

 

 

使い方

スペイン語の勉強をしていて、

「現在の文法知識では上手く意味を掴めない」

「こんな使い方あるの?(前置詞や接続詞等)」

「この表現でニュアンスは合っている?」

こうした疑問が出た時は迷わずこの本で調べています。

 

前述の過去未来でもそうですが、あらゆる説明がなされているので、調べたついでに近くの説明を寄り道をする事で文法知識の幅も広がります。

 

 

DELEのレベル

B2以上になると詳細な説明がある文法書が必要になります。

 

例えば、B2の読解パートの文法問題では細かい文法知識を問う問題が出題され、こうした問題を理解するには詳しい文法解説書を調べる必要があります。

 

また、例えば前述の「必要・義務」の表現をしたい場合、

自らしなければならない義務?

強制される義務?

こうしたニュアンスについても本書には記述があるので役立ちます。

 

B2はB1と比較し、曖昧な文法理解や表現では太刀打ちできないので「中級スペイン文法」レベルの文法理解が必要になります。

  

これで記事は終わりとなります。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

本記事は筆者自身のスペイン語勉強を基にしています。

多少なりともスペイン語勉強の参考になれば嬉しい限りです。