「なんで新人は電話を取らなければいけないの?」
「向かいの先輩!電話鳴ると、目で威圧するのやめてくれません?」
新人が電話を取らないといけない会社で、先輩への逆襲方法があります。
- 自分がそうだっから、あなたも
- 仕事の成り立ちを知るため
- 狂ったように取る!
- 先輩を徹底して巻き込む!
- 先輩が話していようが関係ねぇ!
- シカトや逃げるのはだめ
- 新人が電話を取る悪習がおかしいと思う方
- 古い体質の企業でなんとしても生き残りたい方
筆者は約20年、日本企業等、5社に所属したり、製造業を中心として何社もの企業に訪問し、経営者や上司と言われる方々と一緒に仕事をしてきました。
筆者は憶病で反抗的な性格なので、新人時代に電話を取るのは恥ずかしいし、
「先輩が取らないのはなんで?偉そうにしてんじゃねぇーよ。」
と反発していました。
しかし、自分が先輩になると、
「新人なんだから、電話取れよ!」
と偉ぶるショボい先輩になっていました。
とある企業で部長職をやっている時、電話を取りまくる新人に出会いました。
やり過ぎで先輩を困らせていましたが、先輩が何も言えない姿を見て、
「その手があったか!」
と感心しました。
そんな彼のやり方と、筆者がこれまで経験した会社の「新人の電話風習」をまとめました。
先輩・上司の考え
- 自分たちもそうしてきた(それが当たり前)
- 仕事の成り立ちを理解する
- 電話番でもしてろ!
自分たちもそうしてきた
古い体質の企業ではどこでも
「新人 ⇒ 女性社員 ⇒ 年次の浅い社員(男性)が電話を取る。」
という不可解なルールが存在します。
先輩達全員はこの悪しき風習に思考停止で染まっています。
新人が入ってくると分かった瞬間に、
「これで電話取りから解放される~。」
というバカな先輩達もたくさん居ます。
仕事の成り立ちを理解する
電話にどんどんと出ると、取引先が分かってきます。
それに加えて、担当者がどんな人なのかもなんとなく分かってきます。
自分の仕事がどんな関係者によって成り立っているのかを知る事は大事なので、電話に出て、関係性を理解する必要があります。
「仕事は人がしているもの」
なので、関係者がどんな人間かで仕事の行く末も変わってくるのは当然です。
「こいつは短気な雰囲気だな。」
「こいつは頭の良さを感じる。」
電話だけでもいろいろ分かるので、ただ取り次ぐのではなく、観察する事で仕事への反映もできます。
よく「ビジネスマナーが~、敬語が~」と言いますが、そんなものは二の次、三の次です。
「敬語」「ビジネスマナー」と騒ぐ先輩が居たら、本質を見極められないダメサラリーマンと認定してあげましょう。
電話番でもしてろ!
年次が数年上のショボいサラリーマンほど、こういう傾向があります。
「新人は仕事もできないんだから、電話番でもしてろ。」
と言いたいのでしょう。
日本の企業が外国企業の後塵を拝するようになった原因はここにもあります。
「電話番なんて、やってらんね~。」
「これから、つまらないリーマン生活か。」
新たな風を組織に吹き込まなければいけない新人が、こんな環境だとあっという間に腐ってしまいます。
こうしたショボい先輩サラリーマン(昔の筆者を含む)が日本経済をダメにしています。
対処法
- 取りまくる
- 先輩を巻き込みまくる
- 先輩の話の途中でも電話を取る
「なんで新人が電話を取らなければいけないの?」
「気づいた人が取ればいいじゃん。」
「お前ら何様だよ!」
これはもっともな話です。
会社ごときで偉そうにして、電話もでない人間は器の小ささを如実に表しています。
筆者もそういう輩(やから)の一員でした。
まさに「井の中の蛙」「器の小さい人間」でした。
そんな小さくてショボい先輩達を困らせる対処法、ちょっとした逆襲法があります。
取りまくる
先ずは、仕事そっちのけで電話を取りまくります。
最初のうちは恐怖を感じる事もあるでしょう。
しかし、考えてみれば電話をかけてくるのは、大半は「ただのサラリーマン」です。
道を歩いていて、うだつの上がらないサラリーマンを怖いと感じますか?
鳴れば取る、また鳴れば取るを繰り返していると、1週間もしないうちに慣れてきます。
「教えた事、できた?」
と、先輩が仕事の進捗を聞いてきたら、
「電話に出ているので、何にも出来ていません。」
と、開き直って言いましょう。
ここで先輩は何と言うでしょう。先輩の頭のレベルが分かります。
新人に電話を取らせるのを暗黙のルールとしている以上、「取るな!」とは言えません。
どんな事を言うか楽しみが出来ます。
先輩を巻き込みまくる
「あのぉ、○○さん宛との事なんですが・・・」
「あのぉ、要件は○○との事で、どう答えればいいですか。」
電話がかかってきたら、とにかく先輩を巻き込みます。
そのためには前述の通り、どんどん電話を取ります。
そして、どんどんと先輩を巻き込みます。
そのうち先輩も仕事を中断させられてイライラしてきます。
それでも新人に電話を取らせるのが暗黙のルールになっているし、昨今のパワハラ防止法の事もあり、強い事は言えません。
そんな先輩のイライラを楽しみます。
先輩の話の途中でも電話を取る
これはちょっと過激ですが、やってみると面白い事になります。
「これはこうなって、こういう形になるから・・・」
と先輩が仕事の説明をしている時も、電話が鳴ったら取ってしまいます。
先輩も説明を中断せざるを得なくなります。
「暗黙の了解で、電話取りは新人の仕事にしているから『取るな!』とも言えないし・・・。」
と先輩も困ってしまいます。
ここで何を言うかで、先輩の頭のレベルも見えてきます。
これらは筆者が部長職をやっている時に、実際に居た新人の話です。
先輩がこれに対してどんなリアクションをするのか、面白いのでやってみる事をおすすめします。
こうした理不尽な暗黙のルールを逆手にとって、ささやかな逆襲と先輩を試す事ができます。
やってはいけない事
- シカト
- 鳴った瞬間に逃げる
- 開き直って適当な対応
シカト
これをやっていると先輩達に付け込むスキを与えてしまいます。
「電話に出るのは新人の仕事なんですか?」
と食って掛かったところで、不利なだけです。
暗黙のルールがある以上、先輩達全員を敵にまわすだけです。
それではただの「生意気な新人」になり、イジメの的になるだけです。
それよりも前述のように、この暗黙のルールを逆手にとって逆襲する方が面白い結果が見れます。
鳴った瞬間に逃げる
何回かに1回は、電話が鳴った瞬間に席を立つ。
こんな新人を見た事があります。
引っ込み思案な雰囲気の方に多い傾向です。
前述の通り、電話をしてくるのは「ただのサラリーマン」です。なんらビビる必要はありません。
これをやっていると「臆病な新人」と印象付けるだけで、先輩達に付け込まれてしまいます。
開き直って適当な対応
「○○さんなら、すぐ戻ってくるよ。」
「もう戻ってこないって言っちゃいました~。」
開き直って適当に対応するのも、先輩達に付け込む理由を与えてしまいます。
「かかってこいや。アホ先輩ども。」
という気持ちも分かりますが、社内でのケンカは学生時代のように正面切って戦うやり方ではダメなのです。
そんなつまらない反発で対立軸を作るよりも、前述の通り暗黙のルールを逆手にとった方が、先輩達のイライラした表情や困った表情を楽しく見る事ができます。
最後に
そもそも、電話なんてのは気付いた人が取ればいいものです。
特に新人で配属当初は緊張や恐怖心もある中で、全く分からない電話を取らせる事は人によってはトラウマになりかねません。
特に古い体質の企業では旧日本軍の様な「精神論」が横行しているので、
「緊張や恐怖に打ち勝って、電話を取れ~!」
みたいな感じになっています。
そんな環境の中でも、やり方次第でささやかな逆襲が出来ます。
これで記事は終わりとなります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
本記事は電話を取りまくって先輩をイジメた新人と筆者の経験を基にしています。。
多少なりとも、古い体質の企業での生き残りの参考になれば嬉しい限りです。
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